■ほとんど追うところなく、府中の直線を真一文字

97年の京成杯3歳S（現京王杯2歳S）で圧倒的なパフォーマンスをみせたのが、グラスワンダーです。デビュー戦は3馬身、2戦目は5馬身。底知れぬ強さから、早くも注目されていた同馬は、初重賞のここでも1.1倍という圧倒的な1番人気。

レースはスッと好位につけると、直線はノーステッキで2着に1秒差をつける大楽勝、秘めたる能力を府中のファンにアピールしました。エルコンドルパサー、スペシャルウィークらと並び、「最強世代」の代表馬であるグラスワンダーの、衝撃的なレース振りをどうぞご堪能下さい。

■ナレーション
長岡一也
ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。