【スパーキングサマーC 2021】過去5年のレース映像・傾向
過去レースからの傾向分析
スパーキングサマーCは04年に創設。07年から地方全国交流として開催されるようになった。例年、かしわ記念から始まる古馬マイル戦線(牝馬はマリーンCから)がここで一段落するという位置付けになっている。
ただし、今年は6月に行われていた京成盃グランドマイラーズが前倒しになり4月に移行。10月下旬〜11月上旬に行われていたマイルグランプリの開催が8月5日に、逆に、7月末前後に行われていたサンタアニタトロフィーは昨年から11月頭に移行されており、マイル戦線は京成盃グランドマイラーズ(マリーンC)→かしわ記念→川崎マイラーズ→(スパーキングレディーC)→マイルグランプリ→スパーキングサマーC→サンタアニタトロフィーという流れになった。日程変更によりローテーションの傾向が少し変わりそうなのには注意したい。
これを踏まえて、過去5年のデータからレース傾向を探る。
(1)所属
09年にマルヨフェニックス(笠松、2番人気)が優勝しているが、近年は17年4着のミッキーヘネシー(高知、8番人気)が最高着順。南関オープン層の高レベル化や各地方のレース賞金の充実などにより、近2年は他地区からの参戦は2頭のみ。南関馬が中心とみていい。
南関では浦和【1-1-1-12】、大井【3-2-4-6】、川崎【1-1-0-16】、船橋【0-1-0-9】となっており、大井勢が好成績。
(2)人気
1番人気【3-0-0-2】、2〜4番人気【2-1-4-8】。1着なら、やはり1番人気が信頼できる。3着以内なら4番人気以内の馬に注目。7番人気が2着に3回と高確率で入っていることも覚えておきたい。5番人気以下の馬については19年に2着5番人気、3着9番人気と波乱決着があったものの、基本的には上位人気を狙う方が妥当。
(3)脚質
逃げた馬の成績は16年から順に1、1、1、3、4着。馬券圏内を外したのは1度のみとマークは外せない。3着以内の13頭が4角を5番手以内で通過しており、追い込みは利きづらい。やはり川崎コースらしく逃げ、先行が有利。
(4)ローテーション
前走を見るとバラつきはあるものの、大井勢はやはりサンタアニタトロフィーや昨年ならばマイルグランプリと地元のマイル重賞を使ってここへというのがトレンド。また、川崎マイラーズを使っていた馬が3着以内に7頭いた。さらにその中の6頭が川崎マイラーズで3着以内。同レースの上位馬は要チェックだ。
(5)性齢
牡馬【3-4-4-43】、牝馬【1-0-0-6】、セン馬【1-1-1-1】。データからはセン馬に注目。“夏は牝馬”という競馬の格言があるが、去勢効果の一つとしても暑さに強くなると言われることが影響しているのかもしれない。年齢は4歳【1-0-0-3】、5歳【0-1-0-10】、6歳【1-2-0-10】、7歳【3-1-3-12】、8歳【0-0-2-7】、9歳【0-1-0-7】、10歳【0-0-0-1】、11歳【0-0-0-1】。普通なら走り盛りの5歳が苦戦する一方、7歳馬が奮闘。これもセン馬と同じように、年長馬の方が気温の変化に強いという面が影響しているのではないか。
2021年8月26日(木)
過去レースからの傾向分析
スパーキングサマーCは04年に創設。07年から地方全国交流として開催されるようになった。例年、かしわ記念から始まる古馬マイル戦線(牝馬はマリーンCから)がここで一段落するという位置付けになっている。
ただし、今年は6月に行われていた京成盃グランドマイラーズが前倒しになり4月に移行。10月下旬〜11月上旬に行われていたマイルグランプリの開催が8月5日に、逆に、7月末前後に行われていたサンタアニタトロフィーは昨年から11月頭に移行されており、マイル戦線は京成盃グランドマイラーズ(マリーンC)→かしわ記念→川崎マイラーズ→(スパーキングレディーC)→マイルグランプリ→スパーキングサマーC→サンタアニタトロフィーという流れになった。日程変更によりローテーションの傾向が少し変わりそうなのには注意したい。
これを踏まえて、過去5年のデータからレース傾向を探る。
(1)所属
09年にマルヨフェニックス(笠松、2番人気)が優勝しているが、近年は17年4着のミッキーヘネシー(高知、8番人気)が最高着順。南関オープン層の高レベル化や各地方のレース賞金の充実などにより、近2年は他地区からの参戦は2頭のみ。南関馬が中心とみていい。
南関では浦和【1-1-1-12】、大井【3-2-4-6】、川崎【1-1-0-16】、船橋【0-1-0-9】となっており、大井勢が好成績。
(2)人気
1番人気【3-0-0-2】、2〜4番人気【2-1-4-8】。1着なら、やはり1番人気が信頼できる。3着以内なら4番人気以内の馬に注目。7番人気が2着に3回と高確率で入っていることも覚えておきたい。5番人気以下の馬については19年に2着5番人気、3着9番人気と波乱決着があったものの、基本的には上位人気を狙う方が妥当。
(3)脚質
逃げた馬の成績は16年から順に1、1、1、3、4着。馬券圏内を外したのは1度のみとマークは外せない。3着以内の13頭が4角を5番手以内で通過しており、追い込みは利きづらい。やはり川崎コースらしく逃げ、先行が有利。
(4)ローテーション
前走を見るとバラつきはあるものの、大井勢はやはりサンタアニタトロフィーや昨年ならばマイルグランプリと地元のマイル重賞を使ってここへというのがトレンド。また、川崎マイラーズを使っていた馬が3着以内に7頭いた。さらにその中の6頭が川崎マイラーズで3着以内。同レースの上位馬は要チェックだ。
(5)性齢
牡馬【3-4-4-43】、牝馬【1-0-0-6】、セン馬【1-1-1-1】。データからはセン馬に注目。“夏は牝馬”という競馬の格言があるが、去勢効果の一つとしても暑さに強くなると言われることが影響しているのかもしれない。年齢は4歳【1-0-0-3】、5歳【0-1-0-10】、6歳【1-2-0-10】、7歳【3-1-3-12】、8歳【0-0-2-7】、9歳【0-1-0-7】、10歳【0-0-0-1】、11歳【0-0-0-1】。普通なら走り盛りの5歳が苦戦する一方、7歳馬が奮闘。これもセン馬と同じように、年長馬の方が気温の変化に強いという面が影響しているのではないか。