【報知オールスターC 2022】過去5年のレース映像・傾向
報知オールスターカップは1964年に創設。当初はJRAの宝塚記念のように、ファン投票で出走馬が選出されていた。その後、1着馬に川崎記念の優先出走権が与えられるトライアルレースとして行われるようになり、地方交流となった。さらに07年以降、1月3日に開催が固定され、新年最初の南関重賞として定着。それと同時に距離も川崎記念と同じ2100mで行われるようになった。過去5年の結果から傾向を探ってみよう。
(1)人気
1番人気が【4-0-1-0】と圧倒的に強い。3着以内を外したことがなく、特に近年は3年連続で勝利と信頼度はかなり高い。ただ、2〜4番の上位人気は【0-3-3-9】と取捨選択が難しいところ。それでも5年中4年で、3着以内に1番人気と2、3番人気のどちらかが入っており、1〜3番人気中心は揺るがない。5番人気以下は6番人気が2着2回。8番人気が1勝。9番人気が3着1回となっている。
(2)性齢
年齢別の成績は4歳【1-1-1-8】、5歳【0-0-1-4】、6歳【1-1-0-7】、7歳【1-2-0-8】、8歳【2-0-0-13】、9歳【0-0-1-8】、10歳【0-1-1-3】、11歳【0-0-1-0】。性別では牡馬【5-4-3-44】、セン馬【0-1-2-5】、牝馬【0-0-0-3】。性齢の成績を見ると牝馬は参戦自体が少ないものの、厳しいと言わざるを得ない。牡馬では7歳がやや強く、9歳以上は苦戦傾向。10歳以上で3着以内に入った3頭全てがセン馬だということには注意したい。逆に年齢一桁のセン馬は4着以下ばかりで、高齢のセン馬に注目だ。
(3)脚質
1〜3着馬の最初のコーナー→最終コーナー通過順はそれぞれ17年から順に、1着5・1、8・3、7・3、1・1、4・2。2着13・6、10・6、3・1、4・2、8・8。3着3・3、4・3、9・3、2・2、7・4。勝ち馬に関しては道中中団からその後ろ、最終コーナーでは好位に取り付くというパターン。道中は脚をためて、勝負どころの2周目3コーナーくらいから前を捕まえに行けるようなタイプが好成績。一方、逃げた馬の成績は4、10、8、1、4着と苦しい。2周目の向正面まではスローペースになりやすいため、折り合いがつき、2100mを走り切るスタミナが必要とされる。この時季は馬場が乾燥してパワーが必要なのも、先行馬苦戦の要因の一つと考えられる。
(4)枠番
1〜4枠が【2-4-3-18】、5〜8枠が【3-1-2-34】で内枠勢がやや優勢。勝ち馬は全て6枠以内で、8枠の馬は3着以内にも入ったことがなく大外枠は厳しい傾向にある。
(5)所属
大井【3-0-2-9】、浦和【1-2-0-4】】、川崎【0-2-1-14】、船橋【1-1-2-10】、他地区【0-0-0-15】。大井所属馬が奮闘。他地区馬は苦戦している。
(6)実績
3着以内15頭中12頭が、前年の左回り重賞で3着以内に好走していた。それ以外の2頭が左回りオープンで勝利。残り1頭は前年ではなかったが左回り重賞を勝っていた。所属競馬場に関わらず前年の左回り成績には注目。また、左右の回りは違うが大井重賞と相性が良く、3着以内15頭中12頭が大井1800m以上の重賞で2着以上の実績があった。その内8頭は同重賞勝ち。さらに言えば、過去5年の当レースの勝ち馬4頭が大井1800m以上の重賞を勝っていた。
(7)ステップ
前走が勝島王冠賞だった馬が3着以内に4頭。同浦和記念が3頭。特に近年は浦和記念からここに進んだ馬が3連勝中だ。その内2頭は浦和記念で地方馬最先着だった。
2021年12月29日(水)
報知オールスターカップは1964年に創設。当初はJRAの宝塚記念のように、ファン投票で出走馬が選出されていた。その後、1着馬に川崎記念の優先出走権が与えられるトライアルレースとして行われるようになり、地方交流となった。さらに07年以降、1月3日に開催が固定され、新年最初の南関重賞として定着。それと同時に距離も川崎記念と同じ2100mで行われるようになった。過去5年の結果から傾向を探ってみよう。
(1)人気
1番人気が【4-0-1-0】と圧倒的に強い。3着以内を外したことがなく、特に近年は3年連続で勝利と信頼度はかなり高い。ただ、2〜4番の上位人気は【0-3-3-9】と取捨選択が難しいところ。それでも5年中4年で、3着以内に1番人気と2、3番人気のどちらかが入っており、1〜3番人気中心は揺るがない。5番人気以下は6番人気が2着2回。8番人気が1勝。9番人気が3着1回となっている。
(2)性齢
年齢別の成績は4歳【1-1-1-8】、5歳【0-0-1-4】、6歳【1-1-0-7】、7歳【1-2-0-8】、8歳【2-0-0-13】、9歳【0-0-1-8】、10歳【0-1-1-3】、11歳【0-0-1-0】。性別では牡馬【5-4-3-44】、セン馬【0-1-2-5】、牝馬【0-0-0-3】。性齢の成績を見ると牝馬は参戦自体が少ないものの、厳しいと言わざるを得ない。牡馬では7歳がやや強く、9歳以上は苦戦傾向。10歳以上で3着以内に入った3頭全てがセン馬だということには注意したい。逆に年齢一桁のセン馬は4着以下ばかりで、高齢のセン馬に注目だ。
(3)脚質
1〜3着馬の最初のコーナー→最終コーナー通過順はそれぞれ17年から順に、1着5・1、8・3、7・3、1・1、4・2。2着13・6、10・6、3・1、4・2、8・8。3着3・3、4・3、9・3、2・2、7・4。勝ち馬に関しては道中中団からその後ろ、最終コーナーでは好位に取り付くというパターン。道中は脚をためて、勝負どころの2周目3コーナーくらいから前を捕まえに行けるようなタイプが好成績。一方、逃げた馬の成績は4、10、8、1、4着と苦しい。2周目の向正面まではスローペースになりやすいため、折り合いがつき、2100mを走り切るスタミナが必要とされる。この時季は馬場が乾燥してパワーが必要なのも、先行馬苦戦の要因の一つと考えられる。
(4)枠番
1〜4枠が【2-4-3-18】、5〜8枠が【3-1-2-34】で内枠勢がやや優勢。勝ち馬は全て6枠以内で、8枠の馬は3着以内にも入ったことがなく大外枠は厳しい傾向にある。
(5)所属
大井【3-0-2-9】、浦和【1-2-0-4】】、川崎【0-2-1-14】、船橋【1-1-2-10】、他地区【0-0-0-15】。大井所属馬が奮闘。他地区馬は苦戦している。
(6)実績
3着以内15頭中12頭が、前年の左回り重賞で3着以内に好走していた。それ以外の2頭が左回りオープンで勝利。残り1頭は前年ではなかったが左回り重賞を勝っていた。所属競馬場に関わらず前年の左回り成績には注目。また、左右の回りは違うが大井重賞と相性が良く、3着以内15頭中12頭が大井1800m以上の重賞で2着以上の実績があった。その内8頭は同重賞勝ち。さらに言えば、過去5年の当レースの勝ち馬4頭が大井1800m以上の重賞を勝っていた。
(7)ステップ
前走が勝島王冠賞だった馬が3着以内に4頭。同浦和記念が3頭。特に近年は浦和記念からここに進んだ馬が3連勝中だ。その内2頭は浦和記念で地方馬最先着だった。