【首こり】首が楽になる!最強エクササイズ/宮崎北斗
私は、5年前に落馬で大怪我をした時から続けているトレーニングがあります。
それは落馬の練習です。
ものすごくレベルの低い、馬鹿げたトレーニングに聞こえるかもしれませんが、実は騎手のパフォーマンスを上げるために最も大切な物の一つです。
その理由をちょっとだけお話ししたいと思います。
まず、騎手として大切な能力は何か?
それは、馬と上手にコミュニケーションをとって、必要な場所で体力を使わせてあげる事です。
道中で馬とケンカしてしまったり、動きたい所で反応させられなかったらレースで勝つことはできません。そして、そのために自分の体を使って馬に意思を伝えます。
だけど、普段思い通りに動かせいると思っている自分の体が、ちゃんとコントロールできなくなる時があります。
それは、脳が危険を感じた時です。
例えば、平均台を渡るのは簡単ですよね。だけど、それが20階建てのビルにかけられた橋だったりしたら……。
途端に自分の体が全く違うものに感じられたりします。
そして、これがいろんなレベルで私たちの体には起こっています。
だから、馬との会話がうまくいかない時というのは、自分の脳が無意識に『怖い』と感じている瞬間なのです。
そこで、そういった無意識の緊張を取り除くために、『落馬を想定して転がる!』というトレーニングを取り入れています。
最悪の状況で、どうやって体を使えば危険を回避できるかを学習する事で、脳の無意識な緊張を弱めることができます。
こういった考え方は、私はアメリカで勉強している神経学に基づいているのですが、ちょっと考えると色んな状況に応用できますよね!
安全な状況で、潜在的に危険な事を経験する。これが全てのトレーニングに共通する本質です。
さて、今回は首こりに効果的なストレッチをご紹介します。
でも、普通のストレッチとはちょっと違います。神経をストレッチしていく方法です。
やり方は、首をいつも通りストレッチしながら手のポジションを変化させていくだけ。
結構簡単にできて効果の高い方法ですので、ぜひ試してみてください。
ちなみに…。
ここでも最初にお話ししたコンセプトが応用されています。
神経が引っ張られるという危険な状況を、安全に経験する事=(自分の力で引っ張る)で、脳が安心を感じて余計な緊張を緩める=(首こり)
体って奥が深いですね〜
ではでは。今週も競馬頑張ります!
2020年8月17日(月)
私は、5年前に落馬で大怪我をした時から続けているトレーニングがあります。
それは落馬の練習です。
ものすごくレベルの低い、馬鹿げたトレーニングに聞こえるかもしれませんが、実は騎手のパフォーマンスを上げるために最も大切な物の一つです。
その理由をちょっとだけお話ししたいと思います。
まず、騎手として大切な能力は何か?
それは、馬と上手にコミュニケーションをとって、必要な場所で体力を使わせてあげる事です。
道中で馬とケンカしてしまったり、動きたい所で反応させられなかったらレースで勝つことはできません。そして、そのために自分の体を使って馬に意思を伝えます。
だけど、普段思い通りに動かせいると思っている自分の体が、ちゃんとコントロールできなくなる時があります。
それは、脳が危険を感じた時です。
例えば、平均台を渡るのは簡単ですよね。だけど、それが20階建てのビルにかけられた橋だったりしたら……。
途端に自分の体が全く違うものに感じられたりします。
そして、これがいろんなレベルで私たちの体には起こっています。
だから、馬との会話がうまくいかない時というのは、自分の脳が無意識に『怖い』と感じている瞬間なのです。
そこで、そういった無意識の緊張を取り除くために、『落馬を想定して転がる!』というトレーニングを取り入れています。
最悪の状況で、どうやって体を使えば危険を回避できるかを学習する事で、脳の無意識な緊張を弱めることができます。
こういった考え方は、私はアメリカで勉強している神経学に基づいているのですが、ちょっと考えると色んな状況に応用できますよね!
安全な状況で、潜在的に危険な事を経験する。これが全てのトレーニングに共通する本質です。
さて、今回は首こりに効果的なストレッチをご紹介します。
でも、普通のストレッチとはちょっと違います。神経をストレッチしていく方法です。
やり方は、首をいつも通りストレッチしながら手のポジションを変化させていくだけ。
結構簡単にできて効果の高い方法ですので、ぜひ試してみてください。
ちなみに…。
ここでも最初にお話ししたコンセプトが応用されています。
神経が引っ張られるという危険な状況を、安全に経験する事=(自分の力で引っ張る)で、脳が安心を感じて余計な緊張を緩める=(首こり)
体って奥が深いですね〜
ではでは。今週も競馬頑張ります!